MDR-1RBTをiPod nano (7G)のBluetooth接続で試す

さて、先日のエントリーでSONYのMDR-1RBTを購入したことを書きましたが、買いました〜だけじゃあ毒にも薬にもなりゃしないので、iPod nano(7G)とのペアリングで使用感を書いてみたいと思います。

もうご存知の方も多いと思いますが、iPod nanoは第七世代からBluetoothに対応しました。
その他のiOSバイスではBluetoothA2DPプロファイルで使用できるオーディオコーデックとしてSBCだけでなくAACに対応していますが、iPod nanoiOS搭載機ではなく、かつどこを見てもAAC対応と書かれていません。
というわけでAppleに電話して聞いてみました。結果的にサポートセンターの中の人にも分からず、テクニカルセンターに電話が転送され、そこでも中々話がかみ合いませんでしたが最終的にA2DPプロファイルにおけるAACコーデックに対応との公式回答を得ました。やれやれ。

つまるところ第七世代のiPod nanoでのBluetooth利用は、受信側がAAC対応であれば高音質が期待できるということです。

SONYのMDR-1RBTはApt/Xには対応していませんが、AACにはバッチリ対応しています。
AACは基本的にApple端末で対応している高音質コーデックの一つらしいです。
一般的に、Android端末はSBCもしくはApt/X対応が多いようですが、HTC J(蝶)ではAACもしくはApt/Xに対応しているのかよくわかりません。
ビットレートなSBC対応のような気もしなくもありません。

というわけでApt/Xについては使ったことがないのでわかりませんが、個人的な体感としては、AACのほうがSBCよりも高音質、というかシンバルやハイハットなんかの音が潰れたりせずきれいに聞こえる印象です。しかしながら、AAC対応端末≒iOS搭載端末には、現在のところBluetooth再生において致命的な音飛びバグが存在します。
曲の頭がブツ切れになってしまったり、再生中にもブツブツ途切れたりと不安定な挙動を繰り返すため、2013年2月現在、iOSバイスBluetoothを使うのはなかなかにストレスがたまる苦行なのです。

そこでiPod nanoですよ。なんせコイツはiOS搭載機じゃありません。
つまり、コイツを使えばAACコーデックによる恩恵を余すことなく受けられるわけです。やったー。

で、使ってみました。
ハッキリいって想像以上です。

僕は色々とAndroidバイス(HTC J(蝶)、Nexus7、Motorola Photon)やiOSバイスiPhone3GS、iPhone4、iPad2)を所持しており、全てのデバイスでMDR-1RBTとのペアリングを試してみました。(ファイル形式はFLACまたはAppleロスレス
このうち、iOSバイスは前述の音飛びバグがあるため論外。
Androidでは相性の問題もあるのか、HTC J蝶、Nexus7、Photonではシンバルが音潰れを起こしたりノイズが乗ったりと、いわゆる無線で聞く音楽という感じの音質になりました。
唯一、無印HTC Jが音潰れもノイズもなく、非常にクリアに音楽鑑賞が出来るデバイスでした。

iPod nanoはそのHTC Jの上を行きます。音質のクリアさもさることながら、低音の迫力や音場表現など、全てにおいてHTC Jを上回っていると思います。
MDR-1RBTの性能を余すことなく使い切っている感じがします。

というわけで、現状においてMDR-1RBTをBluetoothで利用する場合、iPod nanoは最適な選択肢の一つであると言えると思います。

ただしあくまでBluetoothで利用する場合です。有線の場合、やはりiPod nanoの貧弱なアンプでは高音質再生は期待できません。
Bluetoothを介してMDR-1RBTに接続する場合は、1RBTに内臓のアンプを介して再生が可能なため、非常に高音質に感じられるのだと思います。

まあなんにせよ、nanoは安くて軽くて手軽に使えるので非常にオススメです!
MDR-1RBTとのマッチングでも現状では最強だと思います!